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Introduction

メロスが全力ではないとする説

ダサい修(代々木丈太郎)

【2】

さて、お値段以上NIT〇RIへ行くにはどうしよう?

10里(約40km)の距離がある。

車で行く →【3】

公共交通機関で行く →【4】

走る →【5】

【3】

メロスは〇SSAN スカイライソGT+R(R32)のタイトな運転席に滑りこむ。

エンジンを掛け、重たいクラッチを踏み込みシフトノブを1に入れる。

クラッチをつなげた瞬間、カクンとエンジンが止まる……!

エンストだ! これは、恥ずかしい。勇者はひどく赤面した。

さあ、気を取り直してエンジンをかけ直す。

今度は慎重に……上手く行った。

徐々にシフトアップし、地をはうようにGT+Rはうごめいている。

最大出力280馬力って、はっきり言って公道では無駄でしかなかった。

さて、NIT〇RIを目指そう。

→【6】

【4】

あなたはさっそうと歩き出した。

後ろから妹の絶叫が聞こえてくる。

「コラ! メロス! てめー、何歩いているだァーッ!」

しかしそこは沈着冷静な勇者、メロスなあなた。

振り返ってこう言い放ってやった。

「公共交通機関で行くんだよ。地球に優しいだろ」

「何?」

何と勇者は優しいのだろう。優しさは強さだ。

そうは言ってもJ〇北海道の不祥事の連続。

折角新幹線で盛り上がっているのに、水を差しまくるのもいい加減にして欲しいところだ。

無事にたどり着けるか些か不安だがあなたは意気揚々と駅へと歩いて行った。

→【10】へ進む

【5】

メロスは走ろうとした。

「ちょっと、んめー、何やってるだぁーっ」

妹は激怒した。

「まさか走っていくってんじゃないよな」

「そのつもりなんだけど……みんな『走れメロス』って命令形で言うからさ」

「NIT〇RIまで40kmもあんだぞ! ふざけるな!」

「わかったよ……コウメ太夫みたいに言うなよ」

「チクショーッ。似てるって言われてんだよ」

あなたは更に妹の怒りに油を注いだ。

少しでもお金を節約しようとしたメロスの気配りは無残に散った。

だが、お金の代わりに時間がもったいない事には気づいてもいいかもしれない。

時速15キロで走ったとして、往復で5時間以上もかかる。

戻って選び直せ →【2】

【6】

さてメロスは安全運転で公道を走る。

冬の北海道はかなり敷居が高い。

何しろ雪が降り積もっているからだ。

雪は多彩な形状となってドライバーに立ちふさがる。

圧雪でちょっと滑りやすい路面かと思えば

シャーベット状で歩行者にぶっかけないように気を使う場面もあれば

黒くてアスファルト出てるのかなーと思ったらアイスバーンでめちゃ滑ったり

凸凹してスポーツカーだと天井に頭ぶつけそうなくらいの路面だったり

下手な絶叫マシーン顔負けなのである。

これがまた、後輪駆動だと後ろが滑りだす。

カーブでドリフトなんてやりたくないのにそういう挙動になってしまう。

そんな困難の中、我らが勇者メロスは「かも知れない運転」で乗り切る。

「子供が飛び出すかもしれない」「信号が赤に変わるかもしれない」

「おじいちゃんが横断歩道以外を渡るかもしれない」と

安全に気を配りながらハンドルを握る。

てか何で家具を買いに行くのにこんな命がけなゲームをしなきゃならないのだろう?

メロスは激怒した。

だが、怒っている暇はない。

う! 危ない! つるつる路面でセンターラインをはみ出す対向車が現れた!

さあ、メロスはどうする?

ブレーキを踏む →【7】

右にハンドルをきる →【8】

左にハンドルを切る →【9】

【7】

メロスは必死にブレーキペダルを踏む!

ABS内臓なので反動が小刻みに足に伝わってくる。

だが、逆に制動距離は伸びる。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

ドッシーン

残念ながら交通事故だ。

あなたに非はないが、病院に運ばれてしまった。

入院したので妹は激オコだ。

勇者もタジタジだった。

ゲームオーバー

一からやり直す

【8】

メロスはハンドルを右にきる!

って馬鹿な。

あなたも対向車線に踊り出るでしょう?

やばいよそれ。

対向車の後続車と正面衝突します。

ドッシーン!

悪いのは最初にはみ出した対向車だが、結果的にあなたも対向車をはみ出したことには違いない。

この場合の交通事故はあなたにも非があることだろう。

メロスは病院に運ばれた。

慰謝料も請求されが、保険で賄うことが出来たのは幸いだ。

でもそれ以上に恐ろしい事……。

妹は激怒した。

勇者はひどく青ざめた。

ゲームオーバー

一からやり直す

【9】

メロスはハンドルを左にきる。

安全運転をしていたのでバックミラーで辺りを確認していたのが良かった。

車幅も路肩も広かったことも幸いした。

ギリギリで対向車を交わし、無事GT+Rは体制を立て直した。

バックミラー越しにメロスは後続車と中央線を超えてきた対向車を眺める。

どうやら後続車はGT+Rの窓越しに対向車のおかしな挙動を見ていたようで

早めのブレーキで危機一髪、事故を免れていた。

メロスはペットボトルの美味しい水を一くち飲んだ。

ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。走れる。行こう。

メロスは再びアクセルを踏みしめ、お値段以上NIT〇RIを目指した。

→【17】へ進む

【10】

さてあなたは黒石駅にたどり着いた。

まずはさっぽろ駅(通称サツエキ)まで行って乗り換えてNIT〇RI本店のある天舞龍神駅まで行くとしよう。

切符を買って汽車(電車の意味)に乗りサツエキにたどり着く。

ちょっとばかりここは煩雑だ。

一体どの路線に乗り換えれば良いのか?

1番ホーム →【11】

5番ホーム →【12】

9番ホーム →【13】

案内板を見てみる →【14】

【11】

あなたは天舞龍神駅にたどり着くこと無く、小樽までついてしまった!

仕方ないので運河の観光街を楽しみ、レトロな喫茶店でウィンナーコーヒーに舌鼓を打った。

本当にウィンナーソーセージが入っていることに驚いたあなたはスマホで撮影して妹にLINEで送り付けてやった。

「こおら~!」

ああ。怒られちゃった。

ま、もうどうでもいいや。

メロスはそのまま、帰らぬ人となった。

(とは言っても死んだわけではなく、ノマドワーカーとして大活躍した)

ゲームオーバー

一からやり直す

【12】

メロスは汽車に飛び乗った。

目指していた天舞龍神駅にはたどり着かず、いつの間にか空港についていた。

勇者は我慢ができなかった。

花の都に憧れていたのだ。

LCCで飛行機代が安い事もあって、嫁入り道具代でチケットを買うと東京行きの航路にまっしぐら。

あなたは機上の人となった。

東京で仕事を見つけ、リア充の毎日を過ごし、妹の記憶は忘却の彼方へと散った。

以上、ゲームオーバーです。

一からやり直す

【13】

あなたは首尾よく9番ホームで汽車に乗る。

果たせるかな、無事に天舞龍神駅へとたどり着く。

ここからNIT〇RI本社までは徒歩七分。

メロスはついにNIT〇RIに到着した。

→【16】へ行け

【14】

メロスは案内板を眺める。

1番ホーム 小樽方面

5番ホーム 千歳方面

9番ホーム 当別方面

一体どれだよ? 道民、札幌市民じゃないとわかんないわこれ。

戻って乗り場を選べ →【10】

ヒントが欲しければ →【15】

【15】

それでは特別にヒントです。

北海道の市町村は2015年12月1日現在でいくつあるでしょうか?

その一桁の数字を思い浮かべるといいでしょう。

以上! Google先生にでも聞いてみることだ。

戻って乗り場を決めること →【10】

【16】

勇者は堂々と店内に入る。

「いらっしゃいませー」

女性店員の快活な声が響く。

メロスは主通路を一周りすると、嫁入り道具に必要な商品をピックアップした。

持ち帰ろうとしたが、当然徒歩では無理だ。

車で来ていたとしても、トランクルームには入らない。

さてどうしよう?

配達を頼む →【18】

もう一度店内を歩いてみる →【19】

軽トラを借りる →【20】

【17】

無事にNIT〇RIにたどり着き、GT+Rを駐車場に止める。

店内に入ろうとしたら、軽トラックを見かけた。

NIT〇RIのマークが付いている。

どうやらこの店舗では軽トラが借りられるらしい。

→【16】へ進む

【18】

メロスは口を開いた。

「配達をお願いします」

そうだ。これなら確実だ。

あなたは店員に住所と名前と電話番号を聞かれ、所定の端末で入力する。

これで一安心と思った矢先……。

「お届けは3日後になります」

何イィーーーーーーーーーーーーー!

勇者の割に小心なあなたは、折角店員さんが手配してくれたことを今更無下にも出来ず「分かりました」と言ってしまった。

それは優しさというより、優柔不断だ。

妹には配達日を伝えたが、ドロップキックを味わったのは言うまでもない。

惜しい。あともう少しのところだったがゲームオーバーだ。

一からやり直す

【19】

メロスはもう少し売場を見て回る。

すると、こんなPOPがあるのに気づいた。

「軽トラックお貸しします。90分間無料」

おお。店舗によってはこう言うサービスもあるのか。

これなら運べそうだぞ。

メロスは微笑んだ。

サービスカウンターに戻る →16

【20】

メロスは軽トラックに商品を積みこむとエンジンをかける。

ハンドルを片手で握りながらドライビングポジションをとり、バックミラーの向きを調整する。

これで準備万端だ。ゆっくりとブレーキを緩め、クリープ現象で滑るように軽トラは走りだす。

さあ、妹のところへ戻ろう。

→【21】へ進め

【21】

軽トラを走らせていると前方で検問をしていた。

「忘年会が盛んですからね。息を『はあ~』して下さい」

メロスはどっかのゲームブック作家が自著のダークファンタジー作品が萌えイラストになって今更”Huh??? ”と嘆いたような口調で息を吐く。

「大丈夫ですね。お時間取らせました。有難うございます。安全運転で」

現場の警察官の皆さんは寒い中大変だ。

そう思いながら片側二車線の道を走らせていると、大きな水たまりがあった。

さてあなたは

徐行するか →【22】

周囲に気をつけながら走るか →【23】

迂回して走るか →【24】

【22】

メロスは水たまりを前にして徐行した。

それが一番無難だ。

ほら見ろ、歩行者がいる。

下手をするとぶっかけてしまう。

そうなると怒られてしまう。

無事何事も無くやりおおせることが出来た。

あなたは見事妹に嫁入り道具を買い与えることが出来た。

→【25】へ行け

【23】

メロスはフロントグラスはもちろんバックミラーをみて周囲の交通状況をしっかりと把握しながら走らせた。

だが、スピードはそのままで走った。

大きな水たまりの中を疾走!

当然水しぶきが跳ねる。

運が悪かった。

歩行者にモロ直撃した!

歩行者からナンバーを見られ、訴えられてしまった。

なのでゲームオーバーだ。

残念だ。あともう少しだったのに……。

一からやり直す

【24】

メロスは水たまりを迂回して走った。

車線変更したのだ!

だが後続車にあなたは気づいていなかった。

運が悪かった。

もろぶつかってしまったのだ。

あなたはムチ打ちになり、入院した。

残念だが、ゲームオーバーだ。

一からやり直す

【25】

メロスは妹に嫁入り道具をプレゼントした。

「何だよ、これセンスねえなあ。色がダメだろ色! コーディネートできてねえじゃあん。何だよ、この色」

と言いながら、妹は終始笑顔だった。

もう、ツンデレなんだから。

やれやれと思っているとあなたは披露宴の二次会で妹の友だちにデートに誘われた。

ズバリ、好みのタイプだ。

勇者はひどく赤面した。

HAPPY END

熱烈なる太宰治ファンの皆様、大変申し訳ありません。パロディなのでウケる事を最大の目的としておりますのでお許し下さい。

かの有名な「走れメロス」、実は走っていなかったと言う説がとある中学生の研究で明らかになりました。

http:nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1402/06/news071.html

そのことを踏まえ、空想科学読本が大好きな私はこのゲームブックを作るに至りました。

あなたはどっかのメロス。妹の結婚式のために隣町までパシリに出された。

早く帰らないと結婚式に間に合わない。その場合激怒する妹は邪智暴虐の王などとは比べ物にならないほどの恐ろしさだ。

命とは何か、友情とは何か。そんなことはまるで範疇にないおバカゲームブック。とくとお楽しみ下さい。

【1】

雪の降り積もる雪国(北海道)にクリスマスが近づいている。

そんなある日の日常会話から物語は始まった。

「ちょっとあんた、メロス!」

「な、何だよ妹」

「あたしの結婚式明後日に迫ってんだけど」

「うんそうだね」

「そうだねじゃないわよ! 頼んでおいた嫁入り道具はいつ来るのさ?」

「え? Amaz〇nポチしといたはずなんだけどな」

そう言ってメロスはスマホで注文履歴を確認するが、記録が残っていない……!

青ざめた顔で、メロスはこう言い放った。

「あ、Amaz〇nとか宅配だと台風で遅れる場合もあるから、NIT〇RIにしようと思ってたんだ!」

「んだと、てめー? 間に合うのかよ? もし間に合わなかったら……」

妹は格ゲーの中国娘のようにポーズを構える。

「い、今からお買い物に行ってきまーす!」

さて、あなたはメロスだ。ちょっとした手違いでネット通販をミスっていた。

親愛なる(?)妹に嫁入り道具を無事買って戻ってこれるだろうか。

間に合わなかったらキック百発くらいでは済まないかもしれない……。ブルブル。

さあ、少しは走れよメロス!

→【2】へ進む

Living Lives #2